BMW 2シリーズ クーペ 「普段使いもこなしつつ、対話も楽しめる大人のクーペ」のユーザーレビュー

Serie 6 cilindri Serie 6 cilindriさん

BMW 2シリーズ クーペ

グレード:M240i xドライブ クーペ_RHD_4WD(AT_3.0) 2022年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
4
デザイン
3
積載性
4
価格
2

普段使いもこなしつつ、対話も楽しめる大人のクーペ

2024.4.22

総評
エンジンをかけた瞬間から終始その存在を感じるB58B30A。N55B30比較でより緻密なフィーリングを感じる。ストレートシックスはターボにより過給されて以降、今一つという評価をしているが、このエンジンは良いフィーリングを持つように感じる。その評価の一因には、巧妙なASD(疑似音)の存在があるのではと疑っている。

アクセルペダルをちょっと踏み増しただけで前に出て、ステアリングを少し切っただけで鼻先が動いて、ブレーキペダルに足を乗せただけで減速する、「走り、曲がり、止まる」という基本が出来ており、濃密に対話を楽しみながら走ることの出来るクルマ。世の中には、より高い運動性能のクルマも数多いが、日常でも違和感なく目立たずに使える、という括りでは評価を与えられるのではと思う。

カーブドディスプレイはタッチパネルが好きでない者には受け入れ難い代物だが、従来のコントローラ―に加え音声認識も相俟って想像より使いにくいものでもない。呼び出し時の「オーケービーエムダブリュウ」は長すぎるので、「オーケービーエム」に変更。指示を出した時の返答に「リョウカイ」と来たのには驚く。「リョウカイ」を止めるように躾けたつもりだが果たして効いたのか?使い方は未だに勉強中。

選択にあたり440i xdriveも検討、こちらもジェントルで良い車と評するが、今回はコンパクトで少しヤンチャな方を選択。ドアの長さも感じず、積載性も良く乗り心地も十分、戦闘モードへも変幻自在であり価格も安い。

普段は家人が用足しに、休日には走りも楽しめ、ゴルフもスキーにも行ける。実用性溢れるおもちゃとして、大人の選択が可能なお二人に体験していただきたいクルマ。
満足している点
①ストレートシックスの緻密な回転フィール、そしてその音
②XdriveとMデファレンシャルがもたらす心理的な安全性
③コンパクトに見える故の凝縮感と、取り回し良くこれで十分と思えるサイズ感。コンパクト(と言ってもE46時代の3シリーズより大きくE90と同程度)さが良いことを実感できるクルマ
④目立たず控えめでありSUV流行りの昨今、一般的な評価軸では認知されにくいことが良い
不満な点
①シフトレバーが廃止され、モード切替時にトグルスイッチを探して操作するのはやり難い。パドルはあるものの、シーケンシャルシフトの喜びが味わえなくなったのは寂しい
②メーターパネルに違和感。タコメーターが円形では無く回転しないとは誰が考えたか。ディスプレイなのであれば従来の円形タコメーター表示を可能にすべき(アップデートに期待)
③Mスポーツシートを選択すると同時に付いてくるスモークフィルム(サンプロテクションガラス)は不要。後続車とのコミュニケーションが取りにくいことに加え、後続から前方の視界を妨げる要因にもなる
④ID8となり、コーディングが自由にできない?
デザイン

3

ロングノーズ&ショートデッキのFRならではの端正なプロファイル。押し出しの強くないフロントグリル、テールの造形は可愛らしくもあり悪目立ちしない。
走行性能

4

ECO-PROモードでゆったりと走る時、コースティングが強力で空走感溢れる。この時もゆるゆると回るストレートシックスの存在を感じ、何か楽しい。CONFORTでも十分満足出来るレベルであり、SPORTS 及びSPORTSプラスではエンジンのマップ及びシフトスケジュール、足回りが戦闘モードとなり排気音(疑似音?)も含め高揚感溢れる。パネルが赤くなるのは何とかならないか。Sモードでのシフトスケジュールは特にダウン時において秀逸。シフトダウンするとMモードに移行するのは周知の通り。ここからSに戻すのが面倒なため、SPORTSプラス&Dモードで必要に応じシフトダウンするのが、普通に駆け抜ける時には良いような気がする。戦闘時はもちろん、Mモードで。何れの場合もオンザレールの感覚で曲がり、ブレーキも強力、優等生的でありながらも峠でひと汗かけるクルマと評価。
乗り心地

4

ファストトラックパッケージを選択するとタイヤがRFTでないのが嬉しい。ミシュランPILOT SPORT 4Sを履くこのクルマの乗り心地は、Mアダプティブサスペンションに加えタイヤが良い仕事をしているのか望外に良い。揺すられることはあるが角が丸められ、覚悟をして進入した段差乗り越えでも拍子抜けすることあり(CONFORTモード時)。Ⅿスポーツシートはたっぷりと包み込むような感覚の上、サポートもそれなりにあり高評価。
積載性

4

トランクルーム後端の左右にくぼみがあり、長めの1Wは抜いた上で9インチカート型バックを横に積める。その上に1W入りの女性用8.5インチバックを斜めに積載可能、彼女と二人でゴルフに行ける。さらにシートを倒せばスキーも含め相応の荷物を飲み込む利便性を持つ。ここに期待していなかったが、十分以上と評価。後席への乗車も、座高が高い場合頭は触れるものの、大人4人での移動は可能なレベル。
燃費

4

郊外を流れに乗って走ると12〜13km/l程度を記録。街中を普通に走ると8~9km/l前後。がんばって踏んでも平均すると9〜10km/lを記録。悪いとは思わない。
価格

2

G22の440iが1000万円超の今、同様のシャシーを用い、短く少し軽くしたこのクルマが798万円。安いとは思わないが、これだけの要素を持つ車として評するとお買い得といえるのかもしれない?
故障経験
ありません

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